失語症と言葉の言い間違い
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前回の記事の続きですが、ちょうど1年前に僕は脳出血になりました。
原因はありからかで高血圧なのに体重が増え過ぎて脳出血になってしまいました。
かかりつけの医者からもずっと毎月血圧の薬は飲んでいて体重を落とさないとまずいことになりますよ!とは言われていたのですがまさか本当になるとは思っていませんでした。
心のどこかで高血圧の薬を飲んでいるのだから大丈夫だろうという安心感があったんです。
しかし事件はある日突然やってきました、頭痛がするのはいつもの事ですがその日はどうも言葉はちょっと変な感じでした、まったくしゃべれないんではなくて、思ったことがちょっとだけうまく言えない感じでした。
疲れのせいかと思ってその日は早めに寝ました、翌日はいつものように起きて話をしたのですがやっぱり普通の話が出来ないんです。
しゃべれるのに単語がわからない・・・
コップや冷蔵庫やケチャップの名前を言おうとするとアレ、何だっけ?となってしまう
急いで妻を起こして
「何か俺、変になっちゃった・・モノの名前がまったく思い出せなくなっている、訳が分からない」
というように言葉は話せるのに物の単語だけ忘れているという不思議な現象になっていました。
とにかく一大事という事で脳外科の病院に急いで行くとCTスキャンのレントゲンを見て一発で脳出血というのが分かりました。
そこからすぐに手術になったのですが脳出血の場合はよく半身麻痺になるケースが多いです、僕の場合は半身麻痺は無かったのですが失語症という言語障害が残りました。
みかんを見ると、みかんと分かっているのに「りんご」と言ってしまう、「5」というパネルを見せられて「5」と言いたいのに「7」と言ってしまう。
こういった間違いを言ってしまったり、まったく簡単な物がおもいだせなかったり、例えば「歯磨き」「はさみ」「リモコン」こういったものが最初はまったく思い出せませんでした。
これが失語症です、なので失語症を回復させるためにかなりリハビリをしました、最初は入院中のリハビリから始まって、退院後も通院リハビリがありました。
しかし脳を鍛えるというのは限界があるという事で脳出血で一度破れた脳は完璧には治らないそうです、なので失語症の状態もリハビリ開始当初よりもちろんかなり良くなっていますが完璧に回復したというわけではありません。
普通の人でも、言葉の言い間違いはある訳ですから、失語症の人が言い間違いは合って当然と言われました、ただ、普通の人より言い間違いは多いと思うので常に言動には気をつけてしゃべるように心げけましょうと言うことです。
脳出血から1年以上たちますが、だんだん良くなるのかと思っていましたが最初の半年くらいは徐々にに良くなってきたような気がしたのですが最近は良くなったり悪くなったりですね。
リハビリは終了しているので自分で頭を動かさないと腐ってしまいそうで怖いです。
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